12/26の「高江にヘリパッドいらない!オスプレイ配備追加をゆるさない!」トークリレー

 この日は、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが呼びかけた「政府は圧力をかけるな、知事は辺野古埋め立て申請不承認を!」の議員会館前での行動に参加したあと、アルタ前に移動してのno!helipad’s 座りこみに。
雨が降り出してきたため、座りこみならぬ、no!helipad’sスタンディングとなりました。

中継1 http://twitcasting.tv/careaboututakae/movie/30828643

「日本政府は沖縄にずっと不正を強いてきました。米軍基地だったり、わたしたちはそれを見ないで今日も楽しく生きていけるかもしれない。でも、見ないふりをしているうちに、どんどん、どんどん、わたしたちの「平和」のために犠牲になるひとが出てくる。それが今の日本の状況だと思います。
…同じようなことを、危機感をもっていたと思われるひとがいました。1960年代、アメリカで。」
Bob Dylan 「Blowing in the wind」

http://www.youtube.com/watch?v=vWwgrjjIMXA

「 『どれほど人は見上あげなければならぬのか ほんとうの空を見るために。
どれほど多くの耳を持たねばならぬのか 他人の叫びをきけるために。
どれほど多くのひとが死なねばならぬのか 死が無益だと知るために。
その答えは風に吹かれている 誰にもつかめない。』
 この歌詞を再びわたしたちは本気で言わなくてはいけないということに、ほんとに悲しみを感じます」 

中継2 http://twitcasting.tv/careaboututakae/movie/30830948
「沖縄のひとたちは、新しい基地、これでもかこれでもかと踏みつけてくる基地の押し付けに対してほんとに怒っています。1997年やっぱり12月でしたけど、名護市民投票の中で、辺野古へ新しい基地をつくることに対してはっきりとNO!の声をあげました。それから何回も何回も沖縄では基地はいらないという声をあげて、選挙でも基地に反対の立場を明確にする議員を選んだり、知事も普天間撤去と言わなければいけないそういう状況をつくってきました。それなのに、日本政府が何回でもそういう声を押しつぶしていて、今、また知事に対してものすごい圧力をかけています。
なんで、こんなに自分たちの意見をとおすことができないのか、これだけ意思表示をしているのに、どうして自分たちの声を実現することができないのか、これが民主主義の政治なのか、ということを、沖縄ではみんなが怒って、ほんとうに自分たちの声を実現するためには、もう沖縄は日本のなかのひとつの県でなくていい、沖縄は沖縄で独立したいという声さえあがっているわけです。
そのことについて首都圏に住むわたしたちは、ほとんど知らない。そういうことについてのさみしさ、というか悲しみさをわたしは覚えます。
いま、沖縄のひとたちが考えていること、それは日本に住むわたしたちに突き付けられている問題というふうに思います。」 

 

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 2013年は、1月に沖縄県の全41市町村の首長、議長が上京し「米軍普天間基地の閉鎖と撤去、県内移設を断念すること」という建白書を政府に提出しました。しかし、2月には高江で1つ米軍ヘリパッドができ、年末には辺野古に新基地をつくるための埋め立て承認がなされるという、沖縄に基地をつくりそれでもまだつくりたらないと、やめてくれと言う沖縄に暴力をふるい続ける日本の姿がくっきりとした1年でした。
その間にも、さまざまなことがありました。
沖縄の全市町村議会決議、「建白書」に対し政府は応答せず、それどころか4月28日「主権回復の日」として祝うことを行いました。
6月には、国が住民を訴えるという酷い事態になっている、高江の座りこみSLAPP裁判で、福岡高等裁判所那覇支部により住民側に敗訴の判決が言い渡され、いま、最高裁での審理を求めています。
沖縄ではずっと普天間ゲート前でオスプレイ配備に抗議する取り組みが続けられていますが、8月、米軍ヘリ墜落事故の直後に、普天間基地オスプレイの追加配備がなされました。オスプレイが追加配備された前日、8月12日といえば9年前沖国大に米軍ヘリ墜落事故が起きた日でした。
サッカー場で発見されたドラム缶から、米軍が沖縄の基地で大量の化学汚染物質を廃棄し汚染されていることも報道されました。
他にも、まだ書ききっていない、いくつもの、沖縄からの怒りの声が、悲しみの声が、無視するなという声が、たくさんの声がありました。
本土に住むわたしたちは、これらの声にどのように応えますか?

 負担軽減とは口ばかりで、基地を押し付け続け、更につくり続けようとしているのは日本政府です。しかし、この政権はアメリカによってできたものでも何でもありません。政策にNO!と言わなければ、政策および政権を支え続けるのはわたしたちひとりひとり、ということです。
沖縄の声を無視し、力ずくで基地をつくり押し付けつづけ、声をあげ非暴力の抗議にでたひとを裁判にかける、このような日本政府のやりかたを、わたしたち「no!helipad’s座りこみ」は認めないし、許せません。

一人一人にその力があることを思い出しましょう。
私たちはだれでも変わる勇気を持っています。奪われてきた自信を取り戻しましょう
原発をなお進めようとする力が垂直にそびえる壁ならば、かぎりなく横につながりつづけることが私たちの力です。
2011年9月19日スピーチ 武藤類子さん

 力ずくでの、やりたい放題の政府の大きな壁に対し、わたしたちは横につながりづづけること。それが小さな灯であるし、壁をこわす力になるはず。
小さくとも、さまざまな場から、さまざまな形で、「政府のやり方をわたしは認めない、沖縄に基地をつくらないで、基地をなくして」という声をあげつづけていきましょう。