わたしと高江がつながっている:SLAPP訴訟の署名再開!

 「いま、高江へ:署名編」 http://nohelipad.hatenablog.com/entry/2013/09/30/212706
でお知らせした、『STOP!SLAPP高江』で集めていた「最高裁への、高江の住民の上告を受理するよう求める署名」が再開されています! http://stopslapptakae.blogspot.jp/

沖縄県東村高江で、住民の合意なく米軍ヘリパッド建設が強行されることに、座りこんで拒否を示したところ、2008年に通行妨害で国から訴えられた、高江SLAPP訴訟。2013年6月、福岡高裁は住民側に敗訴の判決を言い渡し、それに対して、住民側は最高裁に上告しています。
でも、この上告、受理されなければ審理されないのです。
※SLAPP訴訟ってなに?という方は、こちらで丁寧に書かれているので、読んでみてください。http://stopslapptakae.blogspot.jp/p/blog-page_5601.html

 そして、この高江SLAPP訴訟は、遠いどこかで起こっていることではなく、"わたし" の住む地域でも起こりうることであり、国や大企業からの抑圧や排除にNO!と言う "わたし" の声も、強大な力によって奪われてしまうことです。
これから、国が辺野古に新基地を建設し海が埋め立てようとしたときに抗議することや、原発再稼働ならびに反核を声にし、反対する行動に出ること、そういった人びとの行為を、高江SLAPP訴訟の判決は、封じるものです。

 住民側の、上告の受理or棄却の判断がされる時期は、1年もかかるときもあるそう。その間、署名し要請し続けることは、「このような、国が住民を訴えるやりかたはおかしい」「司法が、政策を後押しすることになり、三権分立に違反するのではないか」「このような非暴力抗議行動が違法とされるのでは、どんな抗議をも退けるものだ、裁判所は表現の自由は守っていない」「高江にどんなヘリパッドもいらない」など、さまざまな、"わたし" の意思をとどけられること。
「上告を棄却せず受理して」「このSLAPP訴訟、ダメだよ」、ということは声に出さなければ伝わらない。何度でも、署名を!
「No!helipad’s 座りこみ」の場でも、署名を集めて送りたいと思います。
送り先https://docs.google.com/file/d/0BwP1pRAf90URQ2xtQWtVTmRIUUk/edit?usp=sharing&pli=1

 

そして!
全国のSLAPP訴訟(とわたし)をむすぶ、「11・23全国スラップ訴訟止めよう!シンポジウム」が催されるそうです。http://takae.ti-da.net/e5491980.html

『11・23全国スラップ訴訟止めよう!シンポジウム』

近年、全国各地で国や政府・大企業などの権力者によって、「SLAPP(スラップ)」と呼ばれる提訴の乱立が相次いでいます。この「スラップ」裁判とは、市民が自らの生存権や自然環境を守るために行う表現活動に対して、権力者側が司法を使って、時間的にも精神的にも、金銭的にも負担をかけて押さえつけるもので、国民の表現の自由を奪い、権力者の力を強めるものに他なりません。現在日本では、「スラップ」という言葉自体も認知されておらず、その防止策は全くとられていません。これ以上、スラップ訴訟による被害者を増やさないためにも、国や権力者に力を与えないためにも、スラップ訴訟を起こさせない手立てを模索していく必要があります。そこでこの度、「スラップ」についての理解を深め、各地各者の現状報告を通して情報共有をし、スラップ訴訟被害防止への取り組みを図るためにシンポジウムを開きます。多くの皆さまのお集まりとお力添えをお願い致します。
【日時】2013年11月23日(土)午後1時から(開場12時半)
【会場】早稲田大学早稲田キャンパス15号館201教室
※入場無料


【基調講演】「スラップ訴訟とは何か」 烏賀陽弘道さん(スラップに詳しいフリーランス記者)

言論の自由を侵害・妨害する民事訴訟をSLAPPと呼ぶ。アメリカでは20年以上前から、50州のうち26州でSLAPPの提訴を抑止し、被害を防止する法律がある。しかし日本ではSLAPPという法概念すら導入されておらず、野放しにされている。被害者はジャーナリストや弁護士といった職業言論人から一般市民に拡大。訴訟もマンション建設反対から、原発建設や在日米軍基地拡張への反対運動まで、様々な分野で言論の自由の抑圧に民事訴訟が使われている。こうした「法制度の悪用」を防止する「SLAPP被害防止法」の制定が急務である。


【現状報告】高江ヘリパッド、上関原発経産省前テントの現場から
伊佐真次さん「高江スラップ訴訟最高裁上告」 高江ヘリパッドいらない住民の会
清水敏保さん「中国電力いやがらせ訴訟被告」 上関原発を建てさせない祝島島民の会代表
橋本久男さん「中国電力いやがらせ訴訟被告」 上関原発を建てさせない祝島島民の会
岡田和樹さん「中国電力いやがらせ訴訟被告」 上関原発阻止被告団
淵上太郎さん「テント裁判被告」 経産省前テントひろば
正清太一さん「テント裁判被告」 経産省前テントひろば
ほか全国のスラップ被害者・勝訴者から

 

【主催】経産省前テントひろば/上関原発阻止被告団/高江ヘリパッドいらない住民の会
【共催】 早稲田大学 浜邦彦研究室

  "わたし" と高江とのつながり、"わたし" と上関とのつながり、"わたし" と経産省テントとのつながり、"わたし" とNO!と声をあげるあらゆる行動とのつながり、”わたし” のNO!と言うことが守られるということ、それらが実感できるはず。
ぜひ!『11・23全国スラップ訴訟止めよう!シンポジウム』へ。