13日の座り込み。

f:id:nohelipad:20130819101006j:plain

 座ってみる。高江ヘリパッド建設予定地での座り込みに、辺野古のテントに、普天間基地ゲート前に思いを馳せながら。米軍機が、オスプレイが飛ぶ、深い青い空を思い浮かべながら。
東京での上映がはじまった『標的の村』(三上智恵監督)http://hyoteki.com/ のポスターを広げる。「ヘリパッドいらない住民の会」作成の高江座り込みガイド、沖縄から防衛省前に抗議のスタンディングに来たひとからいただいた「高江ヘリパッド問題」フライヤー。パンフレット。ちらし。いろんな沖縄を並べてみる。沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落、炎上した日から9年目のこの日。沖縄に暮らすたくさんのひとたちが、オスプレイ追加配備に抗議して普天間ゲートに集まった、その最中にも米軍機が墜ちひとが死に、それでも配備は強行されてしまう。そんな状況を変えたくて始めた、わたしたちのささやかな座り込み。
初回のきょうは、入れ替わり立ち替わり8人が一緒に座ってくれた。マイクを通して、街を行き交うひとたちに話しかけてみる。イトー・ターリさんは、見えないこと、見えなくさせられてきたことをパフォーマンスで表現しているアーティスト。初めて沖縄に行ったときのこと、現実に起きていることに対し「応答する」ことについて話してくれた。映画に興味を持って話しかけてきてくれたひと、一緒に座ってくれた。元自衛官だというひと、話し足りなかったみたい。「ゆんたく高江」Yさんの、「そこに身を置いてみる」という言葉が印象的だった。京都の「スワロウカフェ」 http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/archives/30694309.html みたいに、そこに身を置く、座り込むことで、いまいる場所の風景を変えたい。見えなくさせられていることが少しでも見える場になるといいな。

f:id:nohelipad:20130819100936j:plain